Hermes Agentにも手を出してみました(笑)

最近、Hermes AgentOpenClawの両方を触って比べてみたのですが、いくつか明確な違いがあって、個人的にはかなり衝撃を受けました。

同じモデルでも「自走力」が全然違う

両方とも ローカルのQwen3.6 35B-A3B を使っているにも関わらず、指示に対する自走力に大きな差がありました。 OpenClaw は、ちょっとしたタスクを指示しても「次の一手を教えてもらわないと動けない」印象でしたが、Hermes Agent は30分程度の長時間タスクも普通にこなせるんですよね。

OpenClawでよくあるのがコンテキストを使い果たして回答できなくなるって現象なんですが、足りなくなりそうなら先に手を打つとか、そもそも大量な出力を出すようなコマンドを叩かない、あるいは叩いた後にプレ処理をするといったことをしてくれないので、よくこのメッセージが出てました。

Agent couldn't generate a response. Note: some tool actions may have already been executed — please verify before retrying.

Hermes Agentでは

⏳ Still working... (3 min elapsed — iteration 1/90, receiving stream response)
⏳ Still working... (6 min elapsed — iteration 1/90, receiving stream response)
⏳ Still working... (9 min elapsed — iteration 1/90, receiving stream response)
⏳ Still working... (12 min elapsed — iteration 1/90, receiving stream response)
⏳ Still working... (15 min elapsed — iteration 1/90, receiving stream response)
⏳ Still working... (18 min elapsed — iteration 1/90, receiving stream response)
⏳ Still working... (21 min elapsed — iteration 1/90, receiving stream response)
⏳ Still working... (24 min elapsed — iteration 1/90, receiving stream response)
⏳ Still working... (27 min elapsed — iteration 1/90, receiving stream response)
⏳ Still working... (30 min elapsed — iteration 1/90, receiving stream response)
⏳ Still working... (33 min elapsed — iteration 1/90, receiving stream response)
⚠️ Model returned empty after tool calls — nudging to continue
⏳ Still working... (36 min elapsed — iteration 2/90, waiting for stream response (60s, no chunks yet))
💻 terminal: "cd /home/ubuntu/.hermes/hermes-agent ..."
🐍 execute_code: "import subprocess result = subprocess..." 
⏳ Still working... (39 min elapsed — iteration 3/90, receiving stream response)
⏳ Still working... (42 min elapsed — iteration 4/90, receiving stream response)・・・

と処理を続けて何とか回答を出してくれるんですよね。

例えば、コードのレビューを指示した際にも、自ら手順を組み立てて実際にツールを呼び、結果を確認し、さらなる改善を提案する。こうした流れが、まるで一人の開発者が傍にいてくれたように進みます。

バグが圧倒的に少ない

実務レベルで使っていると、ツール呼び出しの失敗や出力の破損、意図しない状態遷移などがたまに起こるのですが、Hermes Agent はその点非常に安定していると感じます。エラーが出てもしっかりとしていて対処能力も高いです。OpenClawはほぼ毎日アップデートがリリースが出てて、当てると結構な確率で動かなくなったりするのですが(笑)、Hermes Agentは今のところそういうことはないですね。大体、週1回のアップデートくらいでしょうか。当てても問題なく起動してきます :-)

スレッド間で記憶を引き継ぐのが上手い

これが特に驚いた点なのですが、スレッドを変えても、他のスレッドで知り得た情報をちゃんと保持しているんです。

例えば、前のスレッドで自分のGitHubユーザー名を共有したあと、別スレッドで関連する指示を出しても、ちゃんと文脈が引き継まれていました。

これは、単なるセッションスコープの文脈保持だけでなく、永続的なメモリを駆使したインテリジェントな記憶管理によって実現されているんだろうなと感じます。

発想としてはOpenClawも同じはずなんですが、OpenClawは長期記憶の必要な部分の抽出が得意ではない感じがしますね。 まぁ、「前に教えたよ」って言えば、メモリーを漁って思い出してくれるんですが、結構物忘れの激しい子ってイメージはありますね(笑)

AI + LLM の「PC自作」時代

このツイートを見てHermes Agentに興味を持ったんですが、楽しい時代になりましたね。 → @swarm_japan さんのツイート

最近は、AI がどんどんと進化してきて、LLM と Agent フレームワークを組み合わせて自分でカスタムできるようになってきました。まさにPCの自作みたいな楽しさがそこにはあります。 自分で構成を選んで、パーツを組み合わせて、性能を調整して…といった体験が、もうAIの世界でできているんですよね。これはとてもワクワクします。

まとめ

項目 Hermes Agent OpenClaw
自走力 ◎ (30分タスクもこなす)
バグの少なさ ◎ (安定感が高い)
記憶の引き継ぎ ◎ (スレッド間でインテリジェント)

同じバックボーンモデルを使っていても、フレームワークの設計次第でこれだけ違ってくるんですね。Hermes Agent はその辺りの実装が非常に良くできていて、日常的に使えるレベルの高いAgentだなという印象です。

Agentフレームワークの比較とかカスタム体験に興味がある方は、ぜひ両方触ってみてください。面白い発見があるはずです。