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QNAP TS-230 to UGREEN DXP2800 移行編

DXP2800が届きました~

早速使ってみる

セットアップはYoutube見ればいっぱい動画があるので。省略。

ファイルシステムはスナップショットを取るためにext4じゃなくてBtrfsを選んでいます。

とりあえず、手持ちのSeagate ST8000AS-0002(ArchiveHDD)を1台だけ入れて試しています。ローカルにUSB3.2で繋いで計ってみたらこんな感じのディスクです。

これを、DXP2800に挿して計ってみるとこんな感じでした。測定マシンとDXP2800は2.5Gイーサーで接続しています。まぁ、これは明らかキャッシュでしょうね。

という訳で8GiBでテスト掛けてみました。うーん。ローカルでも8GiBでテストしてみればよかったんですが、やってないのでなんとも言えませんが、HDDの特性くらいまではほぼ出てるって感じですかね。(多分、ローカルでやった時もキャッシュ効果は入ってる?)

ちなみに同条件でTS-230はこんな感じです。(ディスクはSeagate ST8000DM004です)

データ移行

QNAP TS-230のデータをrsyncを使ってコピーすることにしました。

まず、DXP2800にはコントロールパネル-ファイルサービスrsyncを有効にします。アカウントはすべての領域にアクセスできる管理アカウントを指定しておきます。

次に、QNAP TS-230側ではHBS3(Bybrid Backup Sync)でrsyncのジョブを作ります。移行元と移行先を1セットづつしか指定できないので共有分だけJOBを作ります。

あとは実行!

TS-230側は送ってるだけでアップアップですね。他のこと全然できない感じです。

対してDXP2800は余裕で、実は裏でインデックス作成、サムネイル作成が流れているんですが、楽勝な感じです。メモリが多いのでふんだんにキャッシュしてるのか、HDDへのアクセスもまとめて書いてる感じでHDD負荷も低いです。

あと、割とどうでもいいことではあるのですが、ネットワーク同じグラフが2枚出るんですよね。。。DXP2800はNICは1ポートなので1つでいいのですが、UGOSが共通で2つある前提のUIなんでしょうね(笑)

というわけで、写真アプリも稼働させてみました。サムネイル作成と顔認証を同時に走らせています。

さすがにCPU温度は高めになって静かだったFANが時々速く回って前面から熱い空気が出てました。しばらく見てましたが、最大CPU使用率は80% 程度、温度は75度程度といった感じですね。まぁ、問題ないかと。

ちなみに、消費電力は12W~33Wくらいでした。HDDが1つしか入ってないので、もう1個足すと+5Wくらいになると思います。

そして写真機能QuMagieより機能多いですね。

人物識別、写真内テキスト識別、類似識別、オブジェクト識別、ペット識別、センシティブなコンテンツ自動判別、画面識別、モデルトレーニングなどのモジュールをインストールできるようです。まだ全部は使ってみてないですが、特定の映像に反応するようなカスタマイズ学習もできるようなので、そのうちやってみようと思います。

スマホからのリモートアクセスも快適。やっぱりハードリソースに余裕があるとぬるぬる動く感じですな。TS-230はメモリ不足で多分、スワップインしてからリモート接続って感じなんだと思うんですよね。そりゃ遅いは。。。

HDDミラーは遅いのでSSDキャッシュを入れようかと思っていたのですが、この感じだと要らなそうですね。持つべきものはメモリかな(笑)

総評

  • 裏で写真識別などが動いていても普通に使える
  • 写真アプリ思ったよりすげー
  • スマホアプリも結構快適

次回

コンテナ上のMRTGとかを移行していこうと思います。

QNAP TS-230 to UGREEN DXP2800 ポチリ編

中華の誘惑に勝てませんでした。。。とりあえず。今の思いを綴りつつ、商品が届くのを待ちたいと思います。

1.背景

今までずっとQNAPを乗り継いできて機能的には全く不満はなかったのですが、最近、古いフィルム写真をデジタル化していておりまして、GooglePhotosの容量を増やさないといけなくなりました。。。それでもよかったのですが、今後も増え続けるわけでここらで、一旦、脱Googleとまではいかないまでも無償プランに戻してみようかと。。。

やってみたのですが、TS-230写真のインデックス化、サムネイル作成、人物判別、もの判別、重複判別が遅い!

というか、サムネイル作成なんかが遅いのは我慢できるのですが、それが走ってる間、他のことが何もできないくらい重くなるんですよね。これはあかん。

これを解決すべく、TS-213Gに上げようかとも思ったのですが、遅い原因がディスクIOな気もしていてその場合、キャッシュSSDを入れないとどうにもならない気もします。その場合、TS-264になるわけですが、高い! NASに10万は出したくないわ。

と迷っていたところ、UGREENのDXP2800がクラファンで爆売れ。と聞いてまぁ、興味は持っていました。

が、中華製いやだな。電池やケーブルならまだしも。NASウェアを中華製で大丈夫か?とスゲー不安だったのと、Youtuberの絶賛ぷりにちょっとおなか一杯な感じでした。NASの時代が来たー的な。

でもね。この手のNASは10年前からQNAPが出してて、最近はSynologyやAsustorとかも出てきて別に特別じゃないよね。QNAPの凄いところはアプリでしょ。と思ってたんですが、

TS-264レベルのハードDXP2800が5万円で買える!

しかも、普通に写真のAI認識とかもあるらしいぞ!?(精度はいまいちとも聞くけどそれはQNAPのQuMagieも大差ない)。自宅外アクセスもできるし、仮想マシンもDockerコンテナも動くらしいぞ!?

もぅ。これはポチっちゃうよね。(笑)

正直、仮想マシン動くならなんでもありじゃん。メモリも16GB積めるみたいだし。これ、もうNAS用PCだよね。(笑)

2.比較

QNAP TS-264UGREEN NASync DXP2800
CPUIntel Celeron N5105 (クアッドコア, 最大2.9GHz)Intel Celeron N5105 (クアッドコア, 最大2.9GHz)
RAM8GB DDR4 (最大16GB拡張可能)8GB DDR4 (最大16GB拡張可能)
ネットワーク2 x 2.5GbE (Intelチップ) + PCIeスロットで10GbE拡張可2 x 2.5GbE (Intelチップ)
M.2 NVMe2スロット (キャッシュ、ボリューム用)2スロット (キャッシュ、ボリューム用)
その他ポートUSB 3.2 Gen2 x2, USB 2.0 x2, HDMIUSB 3.2 Gen2 x2, USB 2.0 x1, HDMI
人物判別QuMagie (Edge TPUで高速化可)1AI Photo Album (今後の改善に期待)
S3バックアップネイティブ対応Docker経由での実現は可能だが、ネイティブ対応は要確認
Docker対応 (Container Station)対応
スナップショット対応対応 (Btrfs)2
RAID構成変更対応対応3
現時点での最安値69,980円443,263円
  1. TS-264は5000円くらいのGoogleのTPUを利用できてそれを入れるとAI処理がかなり早くなるらしい。ちょっと魅かれたけど。。。 ↩︎
  2. Btrfsで構築すればSnapShot取れるっぽい。 ↩︎
  3. 移行の都合上、8TBのHDDが3本しかなくて、1本余ってるHDDをDXPにさして構築したのち動作確認が終わったらTS-230のディスクを移植したいと思っている。故にシングルHDD→RAID1の変更は必須。 ↩︎
  4. 2025/7/6時点の価格。価格ドットコムで見てみたら旧NTT-Xで意外と安く売ってた。DXP2800の方はUGREENの直販サイトで値引きキャンペーン後の価格。 ↩︎

3.気になるところ

  • OS、アプリの完成度はまだまだって話もあるけど、どうなんでしょうねぇ。
  • 前面排気なんだよね。。。まぁ、机の上に置くわけでは二のでいいのだけれど。背面排気のがよかったな。
  • 私だけかもしれないですが、直販サイトで購入するとき、2000円割引のクーポンコードが発行されるのですが、製品選んでGooglePayでの支払いに進みとコード入力画面ないで決済に進んじゃったんですよね。。。サポートにお願いしてキャンセルして再購入したのですが、それでも入力画面出ませんでした。ただ、たまたま、決済エラーが出て決済実行画面に戻ったのでそこでコードを入れられたという。。。なんんだったんでしょうね。。。