QNAPのバックアップとしてAWS S3 to Glacierを使う

以前、QNAPのバックアップとしてAWS Glacierを使うという記事を書きましたが。。。
Glacierを誤解してました。GlacierはアーカイブIDというAWS側が払い出すIDとファイル名等の情報のマップを自分で保管する必要があります(AWSはやってくれません)しかも、AWSコンソールからはファイルの取り出しはおろか削除すらできません。。。
どいう事かというと。。。
QNAPが生きているときはQNAPがその情報を保持しているので全く問題ないのですが、そもそもなぜAWSにバックアップを作っているかというと、自宅の被災などでQNAPがもうないことを想定しているので。。。
戻せない!
というわけで、今回はS3に取ることにしました。ただしそのままS3に置いておくと$0.025 GB月とGlacierの$0.005 GB月のおよそ5倍!
個人ではちょっともったいない価格になってしまいます。
そこで登場するのが、S3のライフサイクルルールです。この設定をすることによって、例えばS3に置いてから1日たったら自動的にGlacierに送り出すといったことができます。しかもS3なので、フォルダ構造は維持されてAWSコンソールから操作可能です。ただしGlacierに送られたファイルを取り出すときはAWSコンソールから復元命令をしてS3に戻してからじゃないと取り出せません。

例は1日後にGlacierに移動する設定
Glacierに送られたファイルはストレージクラスの表示がGlacierになる
取り出すときは「復元の開始」でS3に戻す