UGREEN NASync DXP2800省エネチューン

チューンって程のことはないのですが、パフォーマンスが上がる確かめるためにNVMe SSDをキャッシュとして追加してみたのですが、安物のgen3 x2レーンではHDDと大差なかったので、dockerのバックエンドストレージとして分離しようと思います。

【プール分け】

  1. HDD コールドプール(Volume1) – 基本的にはユーザーホームなのでユーザーが使わなければアクセスされない
  2. SSD ホットプール(Volume2) – dockerなど常にアクセスするもののバックエンドとして利用。基本アプリはこちらに入れることにする

インストール済みのアプリや、dockerコンテナを移動するには基本入れ直しが必要です。写真アプリなんかはインデックスが消えそうで嫌だったのと、そもそも写真はHDDに入ってるので移動しませんでした。DockerとHome Assistant以下の通り。それ以外はアンインストールとインストールの繰り返しでOK。

【Dockerの移動】

  1. コンテナを全部止める
  2. docker内のファイルを全て適当な場所にへコピーする
  3. docker-composeの内容をメモっておく(まぁ、同じフォルダをしていると出てきますけど念のため)
  4. dockerアプリ削除(HomeAssistantアプリも同時に削除される)
  5. dockerフォルダーを削除する(これをしないとVolume1に再度作られてしまうようだ)
  6. Volume2を指定してdockerアプリインストール
  7. 退避したdockerディレクトリのファイルを新たに作成されたdockerフォルダ内にコピーする
  8. 管理 – データ移行(コンテナインスタンスは移行されない)
  9. HomeAssitantアプリをVolume2/docker/homeassistantのフォルダを指定してインストールする(これでHomeAssitantは元通りに動くはず)
  10. その他のコンテナもdocker-composeで再生成

余談ですが、dockerは共有フォルダーに出てくるdockerフォルダーと@dockerというシステムが勝手に作るdocker動作に必要なフォルダがあります。dockerをアンインストールすると、@dockerは削除されますが、特にコピーしておく必要はなさそうです。もしかしたらローカルリポジトリに自前のコンテナを置いてる場合はコピーしておいた方がいいかも。

結果

常時28W程度食っていたものがHDDがアイドル停止するようになって12Wまで下がりました。静かだし。 🙂

たった16W削減ですが、1か月に換算すると 11.5kWhも減るんですよね。今、kWhあたり35円程度なので、403円/月の削減ですね(^_^)

実はそれ以外にも、RTX810からRTX1210に変更したのを機に、SWX2200-8Gと2.5GのHUBの電源も普段落としています。私の用途では2.5Gbps必要なことなんて滅多にないので。その結果、常時稼働しているものが48W程度ほどに下がり、全体で25W減、月額にして630円/月の削減となりました。