まだ、QNAP TS-230から完全な移行はできてないのですが、使ってみた感触をレポートしていきたいと思います。
写真
- iPhoneで写真のバックアップをすると、HEICのままバックアップされるのだが、サムネイルの作成は問題なし。写真をクリックするとなぜか小さな写真が表示される。「元の画像を見る」ボタンを押すと元の写真が表示される。負荷低減ってことなのかな。
- 共有写真を作りたい場合、ファイルアプリからフォルダを作ると写真アプリから見えない。写真アプリから共有ギャラリーを作るという仕様のようだ。
- 人物識別はQuMagieよりは正確だと思う。識別速度もすぐにって訳にはいかないけど、ちょっと待てば反映される感じなのでストレスはない感じ。ただし、識別が間違っている場合、認識したグループとグループを結合することは可能だが、同じグループに分類してしまっているものを分けたり、新たに顔を指定して認識させたりといったことはできない様だ。GooglePhotosの様にこれは同じ人物ですか?とか聞いて精度を上げる仕組みを入れて欲しい。それと、AI認識系の処理にほとんどGPUを使ってない様に見える。認識がバリバリに走ってるときでもGPU使用率が20%程度なので、是非活用して処理速度を上げて欲しい。
- QuMagieから写真の撮影日付を変えるとファイルのEXIF情報じゃなくてQuMagieのメタファイルに記録するので、他の写真管理ソフトに取り込むと全部消えるのですが、UGREENの写真アプリはちゃんとファイルのEXIF情報を書き換えていた。ただし、複数の写真を選択して一気に日付を変えることはできない。
- AI認識ジョブがどこまで進んでるかは各ルーザーの写真アプリでしか分からない。管理者アカウントのタスクセンターに出して欲しい。
要望
- 人物識別の修正をできるようにして欲しい。これは同じ人物ですか?の機能も付けて欲しい。
- 複数の写真を選択して撮影日を変更できるようにして欲しい
- AI処理にGPUを利用する様にして欲しい(速くなるなら)
- AI処理の進行状況を管理者のタスクセンターに表示して欲しい
バージョンマネージャー
- バージョンマネージャーは同期とバックアップでバージョン保持を有効にする必要があると書いてあるんだけど、有効にしなくてもバージョンマネージャー側の設定でバージョン保留を有効にすれば履歴が見えてる気がする。。。どっちが正しいんだろ?「保持」と「保留」ってのは翻訳の揺れなのかなぁ。。。
あと、これSMBでPCから見てる時にWIndows側から以前のバージョンからは見えないのね。残念。
要望
- Windowsの以前のバージョンから履歴が見えるようにして欲しい
同期とバックアップ
QNAPのHBS3はローカルのRsyncなどの他にもS3などへのバックアップが可能になっている。しかしUGREENの同期とバックアップはRsync同期はある様だけどクラウドストレージへのバックアップ機能はない様だ。他に、クラウドドライブというアプリもあるのだけどこちらもS3への同期は不可(現時点でGoogle DriveとOneDriveだけ対応)
要望
- S3 Deep Archiveなどへのバックアップ機能を作って欲しい。
テキストエディター
- 複数ファイル開いている時にマウスホイールでスクロールすると全部のタブでスクロールしちゃう?
要望
- マウスホイールでスクロールはカレントタブだけにして欲しい
- 置換機能で選択範囲だけの置換ができるようにして欲しい
Docker
- dockerフォルダーをSMB共有掛けるとDockerコンテナから読めなくなることがある?原因よよくわからない。。。
温度
室温30℃湿度63%の環境でCPU温度が80℃まで上がることがある。FANが高速になりすぐに下がるので問題ないと思うけど、FAN設定をフルスピードにすると75℃くらいまでしか上がらなくなるけど、それなりにうるさい(笑) 消費電力はピークで40Wくらいかな。構成はM.2 SSD Gen3 256GB x2 HDD 12TB 7200rpm x2 です。
もう1つ気になるのがHDD1がHDD2より2,3℃高いことですね。SSDスロットがHDD1の側面にあるのでその影響だと思うのですが、HDD温度が50℃ってのはちょっと高いと思います。
トラブル
- SMR HDDは使わない方がいい
トラブル編にも書いたけど、SMRのディスクはやめた方がよさそうです。QNAP TS-230では大丈夫だったんですが、高速な分、HDDへの要求も高いみたいです。不安案人は互換リストにあるHDDを利用しましょう。